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OWL CAMP

アコーステッィクイベント"OWL CAMP" 2014年 夏
2014.08.27 千葉bar byron
7110 & Yuya + hossy(DOACOCK) / 潮田雄一 (QUATTRO) / haruka & daisuke(Chris Van Cornell)


もはや恒例となったアコースティックイベントであろう、OWL CAMP。これまでも趣向を凝らした面々が顔を揃えてきたが、今回もそれに違わず、グッドメロディーを絶妙に心をくすぐるヴァイブスで鳴らすDOACOCKの7110とYuyaに急遽ゲスト参加をしたhossy、溢れだすセンスでハイクオリティなサウンドを構築するQUATTROの潮田雄一、そしてオーガナイザーでもあるChris Van Cornellのヴォーカルユニットharuka & daisukeという三者三様なメンツ。

イベントはDOACOCKの3人によるユニットからスタート。7110がアコースティックギター、Yuyaがカホン、hossyがエレキギターを携え、オーガニックな香りを会場に振りまいていく。1曲目の「TAP」を披露して体もほぐれたのか、続く「SIng Aloud!」ではより一層の軽やかさを出し、グイグイといい雰囲気を高めていく。  MCの最中にhossyがバーカウンターへお酒を買いに行く等、こういったイベントだからこその和やかな面がありつつも、見せつけてくれたのはアレンジ力の高さ。プレイの多くがアドリブだったというhossyのギターの冴え渡り、深い親交のあるdustboxのカバー「Way to the sun」やLe Coupeの名曲「ひだまりの詩」を見事に響かせ、懐の深さを感じさせてくれた。

また、バンドで見せる姿とは違う一面でオーディエンスを魅了したのが潮田雄一。フォーキーな柔らかさ、ギターを爪弾きながら空気に溶け込むような声が本当にたまらない。しっかりと歌の強さを響かせた「夢にみた」、強い意志を伴った吐息にどこかへ連れ去ってくれるような「このまま海まで」、子供に絵本を読み聞かせるような優しさがとても素晴らしかった裸のラリーズのカバー「あさのひかり」等、その世界観に魅了されっぱなし。 ジンソーダ片手に朗らかなMCもありつつ、ラストを締めくくった「ささくれた風景」はまさにクライマックスとしてふさわしかった。魂が震えるとでも言おうか。潮田のエネルギーが会場中に放たれ、心をわし掴みにされてしまったのだ。

QUATTROの潮田雄一、DOACOCKナイトウコウスケ、Chris Van Cornell後藤大輔・カトウハルカ


ラストはこのイベントの主催でもあるharuka & daisuke。互いの呼吸を感じ合いながら、丁寧に音と言葉を紡ぎ、無駄な押し付けがないサウンドはやはり独特。バンドスタイルではお馴染みの「One day in may」や「あの角をまがれば」といった曲たちも、この2人のよる編成で奏でられるとまた印象が異なり、新たな味わいを醸しだしてくれるのだ。

もちろん、それだけではなく、後半はharuka & daisuke名義で発表されているデモ音源『#1』に収録されている曲たちも披露。波間に漂うようなニュアンスがたまらない「ひらいた手」やこの日の締め括りとなった「さぁおいで」もやはり格別。

2人の声が織り成す慈しみ、シンプルに紡がれた音が作り上げる情緒はどこまでも安らぎを与えてくれた。 わかりやすい枠組みにハマることなく、己の感性を信じ、純度の高い音楽を奏でるミュージシャンが集ったからこそ描かれた景色。特別感はもちろんありつつも、普段の暮らしの寄り添ってくれるであろう音が鳴り響いたイベントであった。




・OWL CAMP
http://owlcamper.tumblr.com
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・7110 & Yuya + hossy(DOACOCK)
http://www.doacock.net/
https://twitter.com/DOACOCK_JP

・潮田雄一 (QUATTRO)
http://onlyson.exblog.jp/
https://twitter.com/ushiodayuichi

・haruka & daisuke(chris van cornell)
http://www.chrisvancornell.net
https://twitter.com/ChrisVanCornell